トライアル アカウントをフルアカウントにアップグレード

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更新日: 2012年12月10日

無料トライアル アカウントのアップグレード理由が、キャパシティの追加であるか、使用時間が初めの 500 時間を超えるためであるかに関わらず、Engine Yard ではアプリケーションに必要なコンピューティング パワーを簡単に追加することができます。

無料トライアル期間中に、[Upgrade Account (アカウントの更新)] ボタンを押してクレジットカード情報を送信すると、Engine Yard Cloud のすべてのオプションと機能にアクセスできるようになります。要求された情報を送信してダッシュボードに戻ると、以前には使用できなかったさまざまなボタンが使用できるようになっています。(例: Early Access (早期アクセス) 機能やすべての Add-on (アドオン) が利用できるようになります。)

* : クレジットカードでのお支払いの代わりに口座振替をご希望の場合には「お問い合わせ」ページのフォームからご連絡ください。

アップグレード前に環境を停止した場合を除いて、無料トライアル開始時に使用したインスタンスは引き続き実行され、アプリケーションがデプロイされた状態ままです。アップグレード前の使用に対する料金は請求されませんが、Cloud の全機能が使用できるようになると同時に課金が開始されます。

アカウントへのキャパシティ追加

トライアル アカウントでは、ユーザーに High-CPU Medium インスタンスが提供されます。この設定によって、アプリケーションの開発に十分なキャパシティが提供されますが、お客様の多くは本番環境に移行する際にキャパシティの追加を希望されます。

単一インスタンスから複数インスタンスへ拡張するには、開発者やユーザーに影響を与えることなく、アプリケーションを短時間で安全に停止できるようにしておく必要があります。

次のステップは、アプリケーション環境を構成の種類の決定です。オプションには、単一インスタンス構成や複数インスタンス構成が含まれます。

  • Single Instance (単一インスタンス): 厳しい使用可能時間が求められない環境で、将来的にもインスタンスを増やす予定がない場合に単一インスタンス環境を選択します。

  • Staging Configuration (ステージング構成): 本番環境向けの構成ではありませんが、ステージング構成は将来的に拡張でき、マスターのアプリケーション サーバーがダウンした場合のテイクオーバーの仕組みが実装されています。

  • Production Configuration (本番構成): 本番環境に推奨される構成です。将来的なアプリケーションの成長やデータベースがダウンした際のデータベース レプリカ(スレーブ)も含まれます。

  • Custom Configuration (カスタム構成): 事前構成された上記のオプションがニーズに合わず、お客様のアプリケーション環境に合う構成にする場合にこのオプションを選択します。

スケーラビリティを向上するためのマルチ インスタンス アーキテクチャの使用

本番環境に移行するほとんどのお客様に対して、アプリケーションとデータベースを別のインスタンスに指定するマルチ インスタンス構成に移行することを推奨しています。この構成によって、パフォーマンスおよび安定性が向上します。

ステージング構成や本番構成のオプションは、事前構成済の環境を提供します。また、お客様の環境のインスタンス構成をきめ細かく設定する場合は、カスタム構成を選択することが可能です。

カスタム環境は優れた柔軟性を提供します。カスタム環境で構成した場合には、アプリケーション、データベース、ユーティリティ インスタンスの追加が簡単になり、追加のダウンタイムの発生もありません。

新しい環境の構成

現在、単一インスタンス環境をご利用の場合、以下のステップを実施する必要があります。

準備ができ次第、ダッシュボードに移動して、アップグレード対象の環境の [Stop (中止)] ボタンをクリックします。

z1_Enviro_Stop.png

これにより、インスタンスの現在の /data および /db ディレクトリのスナップショットが作成されます。新しいインスタンスは、このスナップショットを使用して、構成変更前の環境で保存されていたデータをもとに起動します。

z2_Enviro_Boot.png

次に [Boot (起動)] を選択して、新しいインスタンスを設定および作成します。環境の選択画面が表示されます。この例では [Custom Configuration (カスタム構成)] が選択されています。

z3_Enviro_Setup_Upgraded.png

サイト情報の指定

[Custom Configuration (カスタム構成)] オプションを選択すると、[Site Info (サイト情報)] セクションのページ下部に、新しいオプションがいくつか表示されます。インスタンス サイズを指定できるだけでなく、アプリケーションのインスタンスの数も指定することができます。インスタンス サイズの詳細は、Engine Yard Cloud の価格表を参照してください。

インスタンスの要件を指定後、起動元となるスナップショットを選択します。最新のスナップショットが一番上に表示されるか、最新のスナップショットが保留中の場合には通知されます。また、後で使用するスナップショット ストレージとして確保したい容量を選択することもできます。デフォルトの容量は 5 GB で、最大 1,024 GB まで拡張可能です。最後に、必要に応じてユーティリティ インスタンス (特殊タスクの実行用サーバー) も追加できます。

環境の起動と検証

[Boot This Configuration (この設定を起動)] をクリックすると、インスタンスが起動します。ブラウザーでダッシュボードに戻ると、起動プロセスの進行状況に関するステータス メッセージが表示されます。起動が完了後、新しい環境に紐づく [Visit Your Application] リンクをクリックして、アプリケーションが起動して稼働していることを確認することができます。


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