概要
Engine Yard Cloudに組み込まれているアラートシステムの監視項目を解説します。
アラートの設定はこちらのドキュメントを確認して下さい。
Load Average
Load Averateは一定時間でのインスタンスの負荷(Load)です。
デフォルトの閾値:
- Warn: 4 x vCPU
- Fail: 10 x vCPU
例えば、1 vCPUのインスタンスでは 4.0以上でwarningのアラートを、5 vCPUでは20.0以上でwarningをお送りします
備考: vCPUはAmazon EC2のECUと同様の意味です。
Load Averageの計算方法については Load (computing).
IO-Wait
DiskへのRead/Writeを行う間CPUはその書き込み処理を待ちます。その待機時間です。IO-Waitが高いとDiskへの負荷がパフォーマンスに影響を与えていることになります。
デフォルトの閾値:
- Warn: 40% iowait
- Fail: 80% iowait
Swap Used
Virtual Memoryとして使用しているHard Diskのスペースです。Swapが大きいと、Instanceのメモリーサイズが更に必要だということを示しています。
デフォルトの閾値:
- Warn: 128 MB Swap Used
- Fail: 384 MB Swap Used
Free Space
以下のディレクトリのHard Diskの空き容量です。: /
, /data
, /db
, and /mnt
.
もしインスタンスのDisk Spaceが少なくなってきたのに気づかなかった場合アラートされます。閾値はマウントされている容量から計算されます。
デフォルトの閾値:
- Warn: 10GB以下の容量がマウントされている時70%に達した時。それ以外は80%に達した時。
- Fail: 容量の90% を使用している時.
DBのプロセス、レプリケーション
- DBのプロセスの停止
- レプリケーションの大きな遅れ
- レプリケーションの失敗
HTTP による外部死活監視(HTTP URLの設定が必要)
- HTTP Status200の返却がされない時
コメント
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