概要
Puma, Passenger5など、最新の技術を利用できるstack v5がリリースされています。ミドルウェアのバージョンが全体的に大きくUpgradeされています。
また、v4とv5の違いは、構成されるミドルウェアだけではありません。v5ではChefの動作が変更、さらに柔軟性に環境のカスタマイズがより簡単になっています。そして、Chefと統合された、Dockerの利用が可能です。
1. ミドルウェアの更新
Dockerが使用できるようになったこと、Pumaが加わっただけではなく、OSの大きな更新されています。各ミドフウェアのバージョンは以下のリンクよりご確認いただけます。
2. Chefの改善点
V4でMain Chef*1 と Custom Chef*2 がマージされ、同時に実行されます。その代わりに、before/after Hookが用意されています。
- Custom Chefが、Main Chefに統合された
- `before_main.rb` を記述し、Main Chef*1 の前に指定のRecipeを実行ことができる
- `after_main.rb` を記述し、Main Chef*1 の後に指定のRecipeを実行することができる
- Main Chefの上書きが可能に
例えば、Docker Cookbookを追加し、Utilityサーバー上で実行。Haproxy(ロードバランサー)のChefを上書きし、特定のリクエストをUtilityサーバーで実行することが可能になります。
*1 デフォルトの構成を実現するChef
*2 V4にてMain Chefの後に実行される、カスタマイズ用のChef
3. Dockerの追加
V5ではDockerを利用可能です。インスタンス一台もいらないタスクや、Engine Yardスタックにない言語環境のランタイムなどが、Chefと統合させて利用可能です。JenkinsやYoutrackなど、いくつかサンプルも用意されています。
https://github.com/engineyard/ey-docker-recipes
以上が現在の大きな変更点です。
ご質問がございましたら、サポートまでご連絡ください。
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